衣替えの3大悩み「黄ばみ・ニオイ・シワ」を解決!
夏物衣類を守る正しい洗濯と収納方法
衣替えの3大悩み
「黄ばみ・ニオイ・シワ」を解決!
夏物衣類を守る正しい洗濯と収納方法
秋の衣替えのタイミングは「最低気温20℃」が目安
そろそろ秋の衣替えのシーズン。しかし、この時期は肌寒い日もあれば、秋晴れで気温が上がる日もあり、衣替えをするタイミングに迷ってしまうもの。
秋の衣替えのタイミングについて当社で分析したところ、「最低気温20℃」が境界温度であることがわかりました(※Lidea調べ)。地域によりますが、衣替えの時期は9月中旬から10月頭がおおまかな目安。気温20℃を下回って「ちょっと肌寒いな」と感じる日が増えたら、夏物衣類をしまって長袖の衣類の準備を進めましょう。
長期保管をするときに気をつけたいのが衣類のトラブル。「取り出したら、衣類が黄ばんでいた…」という事態を防ぐためにも、長期保管前にはしっかりと汚れを落とすことが大切です。
今回は、秋の衣替えの3大悩み「黄ばみ・ニオイ・シワ」を防ぐための正しい「しまい洗い」と「収納のコツ」を解説します。
秋の衣替えの3大悩みは?
「衣類の長期保管時にどんなダメージを経験したことがあるか」について、当社で20〜40代男女1,000名にアンケート調査を実施(※Lidea調べ)。お悩みの上位3つを紹介します。
1位 黄ばみ
「いつの間にか、白いシャツに黄ばみができてしまった」というお悩みが多数。原因の1つは、洗濯しても落としきれていない繊維の奥に蓄積した汚れ。とくにエリや袖、ワキの下は要注意です。
2位 シワ
第2位は「たたんで収納していたら、衣類にくっきりとシワがついてしまった」という悩み。洗濯・収納時にシワができにくい工夫をすることが必要です。
3位 ニオイ
続いて多かったのが、「きちんと洗濯してしまったのにニオイがする」という悩み。ニオイの原因の1つは、繊維の奥に入り込んだ汚れです。
3大悩みを解決する「しまい洗い」の方法をご紹介!
このような黄ばみ、シワ、ニオイなどの衣類のトラブルを予防するために、長期保管をする前には「しまい洗い」を実施することが大切。蓄積した汚れをきちんと落とすことで、長期保管時のトラブルを防ぐことができます。
また、ニオイ対策としては、防臭効果のある「柔軟剤」を使うこともおすすめです。
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黄ばみを防ぐ洗い方 【前処理&つけおき洗い】
シャツのエリ、ワキの下、袖などは、皮脂汚れや黄ばみがとくに気になる部分。以下の方法でケアをしましょう。
①汚れた部分を「前処理」する
汚れや黄ばみが気になる部分に、シミ用の部分洗い剤や液体酸素系漂白剤を直接塗ります。
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②洗剤液と液体酸素系漂白剤で「つけおき洗い」
洗濯おけに衣類がつかる程度のぬるま湯(40℃が目安)を用意し、1回分の酵素入り洗剤と、適量の液体酸素系漂白剤を入れます。衣類を30分から2時間つけおき洗いします。
③洗濯機で洗う
つけおきした洗剤液と衣類を洗濯機に入れ、ほかの衣類と一緒に通常通り洗います。
シワを防ぐ洗い方【脱水短め&シワ取りスプレーを活用】
夏物衣類の中でもシワができやすいのが麻素材のアイテム。「しまい洗い」時のひと工夫で、シワを予防することができます。
①洗濯表示を確認する
最初に洗濯表示を見て、家庭で洗えるかどうかを確認しましょう。適切な洗剤を選び、柔らかく仕上げたいときは「柔軟剤」を使うことをおすすめします。
②気になる汚れは「前処理」する
汚れが気になる部分には、おしゃれ着用洗剤を直接つけて前処理をします。
③洗濯ネットにたたんで入れる
ファスナーやボタンを閉めて洗濯ネットにたたんで入れると、シワが少なく仕上がります。パンツの場合は洗濯時の摩擦による毛羽立ちを防ぐため、裏返しにしてから洗濯ネットに入れましょう。
④「手洗い」か「おしゃれ着コース」で洗う
手洗いで押し洗いするか、洗濯機の「おしゃれ着コース」等※でやさしく洗います。
※洗濯機メーカーにより「ドライコース」「おうちクリーニングコース」「手洗いコース」「ソフトコース」等、コースの名称はさまざまです。
⑤脱水は短めに!
脱水ジワを防ぐために、脱水時間は最短時間で設定しましょう。脱水後はすぐに取り出します。
⑥形を整え、裏返しのまま陰干しする
軽くたたいてシワをのばし、形を整えましょう。パンツの場合は裏返したまま日陰に筒干しします。シャツの場合は袖や身頃を縦・横・斜め方向に引っ張ってからハンガーにかけて日陰で干します。
仕上げにシワ取り消臭スプレーを使うと形が整う
乾いた後にシワが気になる場合は、気になる部分にシワ取り消臭スプレーをしっとりする程度にスプレーしましょう。その後、全体を軽く引っ張りながらシワをのばして、形を整えます。スプレーの前後では、仕上がりに以下のような違いが出ます。
(左)スプレー前(右)スプレー後
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ニオイを防ぐ洗い方 【つけおき洗い&柔軟剤を活用】
衣替え時に見落としがちなのが、「機能性インナー」のニオイです。「しまい洗い」時に汚れをしっかりと落とし、ニオイ対策をしましょう。
① 洗濯表示を確認する
最初に洗濯表示を確認しましょう。
② 洗剤液と液体酸素系漂白剤で「つけおき洗い」
洗濯おけに衣類がつかる程度のぬるま湯(40℃が目安)を用意し、1回分の酵素入り洗剤と、適量の液体酸素系漂白剤を入れます。衣類を30分から2時間つけおき洗いします。
③洗濯ネットに入れて洗濯機へ
機能性インナーの多くは伸縮性に優れているため、洗濯中にほかの衣類と絡むことがあります。洗濯ネットに入れ、「おしゃれ着コース」等※、通常コースよりもやさしいコースで洗いましょう。
※洗濯機メーカーにより「ドライコース」「おうちクリーニングコース」「手洗いコース」「ソフトコース」等、コースの名称はさまざまです。
④「柔軟剤」で仕上げる
防臭効果のある「柔軟剤」を仕上げに使いましょう。
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シワや型崩れを防ぐ! 衣類を守る収納のコツ
収納方法を工夫することで、衣類のシワや型崩れを防ぐことができます。
衣類を立てて収納すると、シワになりにくい
吊るすと伸びやすいニット類は、引き出しに収納しましょう。収納ケースの大きさに合わせてたたみ、寝かせるのではなく、立てて収納するとシワができにくくなります。虫食い対策として、衣類の一番上に防虫剤を置くことも忘れずに。
型崩れを避けたい衣類は、吊して収納
型崩れやシワを避けたいスーツ、スカート、パンツ、プリーツのあるブラウスなどは吊るしてクローゼットへ。トップスのハンガーとボトムのハンガーを交互にしたり、ハンガーの位置が上下にずれるように配置をしたりすると、上着の肩などが擦れる心配もありません。
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